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アルカリ乾電池と充電池、使うならどっちがいいの?

2018年10月4日

防災用品として欠かせない、電池。
照明器具やラジオなどを揃えても、使うための電力がなければ意味がありません。

ただ、電池を買い置きしても、いつまで持つのかがわからない。
乾電池と充電池、どちらの方が便利なのか? 実用的なのか?
長持ちさせるための、保存方法はあるの?

いくつかの疑問を解決しておけば、生活に身近な電池のことを知っておくと、いざというときに役立ちます。
そこで、電池の基本情報をおさえておきましょう。

電池の種類と違い、特徴

電池工業会の公式サイト「電池の種類」によると、主な電池の種類には、使い切りの一次電池、充電すれば繰り返し使える2次電池があり、一次電池にはマンガン乾電池、アルカリ乾電池、アルカリボタン電池など、二次電池にはニッケル水素電池、パソコンやスマホに使われているリチウムイオン二次電池などがあります。

アルカリ乾電池は、値段が安く自己放電が少ないのが特徴。
たとえば、パナソニックのアルカリ乾電池には、スタンダード性能の「カラーアルカリ乾電池」、「アルカリ乾電池」「乾電池エボルタ」、パナソニック史上No.1の長持ちの「乾電池エボルタNEO」など4種類があります。
保存期間は、「カラーアルカリ乾電池」が、5年。
「アルカリ乾電池」「乾電池エボルタ」「乾電池エボルタNEO」は、液漏れ防止製法で、10年保存が可能となっています。
それぞれ最適な使用機器があるので、公式サイトをご確認ください。

ニッケル水素充電池は、充電して繰り返し使える低電圧(1.2V)タイプ。
リチウムイオン充電池は、同じサイズで2〜3倍のエネルギー密度があり、高電圧(3.7V)で自己放電が少ないのが特徴です。
たとえば、パナソニックのニッケル水素電池には、エネループと充電式エボルタのスタンダートモデル。懐中電灯や携帯ラジオ、携帯電話用電池式充電器など、パワーを必要とする機器向けのエネループ ハイエンドモデル、消費電力の少ない機器向けの充電式エボルタ お手軽モデルの4タイプが用意されています。
また、充電器は、急速充電と通常充電、USB入力充電などがあります。
それぞれの特徴や活用法、充電池と充電器の互換性は、公式サイトでご確認ください。

エネループは、購入後すぐに使え、独自の自然放電抑制技術で、10年後でも残容量約70%保持、つぎ足し充電が可能(スタンダードモデル)。
単3・単4の繰り返し充電回数は、スタンダードモデルが約2100回、ハイエンドモデルが約500回。
充電式エボルタは、使いはじめから終わりまで、1.2V前後の安定した電圧で長時間使え、使った分だけ充電する、継ぎ足し充電もOK。
繰り返し充電回数は、スタンダードモデルが単3・単4ともに約1800回、お手軽モデルは単3が約4000回、単4が約3000回。

電池の正しい使い方、保存法

乾電池の場合
・液漏れの原因となるのがスイッチの切り忘れ。機器の使用後は必ずスイッチを切る。
・長時間使用しないときは、自己放電や液漏れを予防するために電池を機器から取り外す。
・電池の取り替えは、古い電池を残さずに、全部まとめて新品と替える。
・電池にはそれぞれ性能差があり、混ぜて使うと発熱や破裂、発火の原因となるので、同じメーカーや種類の電池を使う。
・湿度が高いと電池に露が付いてshortする可能性が。高温下に放置すると性能が低下するので、電池をまとめて補完する場合は、湿気剤などを入れておくと安心。

充電池の場合
・長時間使用しないときは、漏れ電流により過放電する可能性があるので、機器から外して湿気の少ないところに保存する。
・機器から二次電池が取り外せない場合は完全に電源を切る。
・コインやカギなど金属にふれるとshortするので、金属製品と一緒に持ち運んだり保管しない。

・USB出力ポート付きでモバイルバッテリーやACアダプターとしても使える急速充電器

アルカリ電池とニッケル水素充電池、どちらを選ぶべき?

アルカリ乾電池は、使い切りではあるものの、安価で10年後でも使える長期保存が可能。
ニッケル水素充電池は、単価はたかいものの、単3×4本の充電がわずか1円程度とコストパフォーマンスがよく、繰り返し充電、つぎ足し充電が可能。

正直、どちかを選ぶのは難しいのが現実。
平時にはコスパがよいニッケル水素充電池を利用し、防災用にアルカリ乾電池を用意するというのも1つの考え方。
ただし、アルカリ乾電池には、個別に使用推奨期限が記載されているので、期限が近づいたら買い替えるようにしましょう。

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